

組み木型
素地作りはまず製図から。 (その前に模型作りがある) 胴張り(真ん中が膨らんでいる)の器物は漆を重ねて硬化していくと絶対に抜けないので、組み式の木型を作ります。 要はちょうちんみたいなもんです。 網代を傷つけられないので石膏を割る方式はできません。 ゆえに木工も少々やります。 しかし電動工具類がないので木づくりがめちゃくちゃ大変、、、 鋸で切れたら切るけど、手鉋でおよそ厚みを揃えます。 最もフィジカルで、最もプリミティブで、そして最もフェティッシュなやり方でいかせていただきます。 汗だく。 ええ、漆で汗なんてかいたことないです。 汗が冷えれば寒いし、木粉&花粉症で鼻水も止まらなくてもうめちゃくちゃ。 しっかし大西勲セレクトの毛引き、鉋のよく切れること。 道具が仕事をしています。 蟻さくり鉋 畔引き鋸 コテ鑿 蟻桟(ありざん)を作るための道具たち。 そう、組み木型は蟻桟が山場なのであります。 指物的な仕事は超シビアです。 1/10㎜で一喜一憂なのだから。 部材にイボタローをこすりつけると滑りがよくなります。 仏壇の蝋燭でもいいらしいけどね。..
3月24日


塗りひご1100本
今年の作品はヒゴの数が多め、、、 大体毎年800本内にはおさまっていたのだけど、今回ちょっと大きいのね。 (二重なので倍必要です。) そういうものが作りたいのだからまあそれはしょうがないのだけど、今年は本展の締切も大分早まっているので戦々恐々…。...
3月1日



















