ごあいさつ
伝統工芸とは、古きを学び時間を遡る事のように思われますが、いつの時代も世の流れを敏感に読みとり、既存の技術や表現を更新し、次世代へとつなげる最先端の仕事なのではないでしょうか。
手仕事という非常にアナログな世界には、先人たちの知恵が沢山詰まっています。
一生をかけてもすべてを習得できるものではありませんが、私自身がこれまで漆芸を学ぶ上で沢山の感動を覚えたように、漆の輝きが願わくばどこかの誰かの心のときめきや安らぎになればと思い制作を続けております。
神垣 夏子
カミガキナツコ

略歴
1981 東京生まれ
2004 中央大学理工学部土木工学科卒業
2010 香川県漆芸研究所 研究生課程修了
2015 香川県漆芸研究所 研究員課程修了
現在 日本工芸会正会員