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​物作りの日々。と言葉

オープンソースでいく



急に寒いのやめてほしい。

あったかいフリース出したよね。




突然ですが、私の前職はSE(システムエンジニア)でした。



その仕事の内容は、プログラミングだけではなく打ち合わせから設計から仕様書作成からソフトウェア開発における全ての流れに携わるものでした。



ので。



実はプログラミングしていたというより、仕様書の文章書いていた時間の方がずっと長かったです。

 


グループ展の時に漆はじめる前の事を結構聞かれたので少し振り返るきっかけになりました。






そこでプログラミングしている時に、フリーソフトやオープンソースにずいぶん助けられていた事を思い出しました。





どの世界にも天才的な実力者というものはいてですね。





そういう人たちが作ってくれたものを部品として使わせてもらう。



素晴らしい発明は共有する。



その方が世の中ずっと早く発展するよねという考えかたがオープンソースという事なのです。



ITは世の中を幸せにしたかは別だったけど、便利にするという使命をもった仕事だったと思ってます。







工芸の世界も閃きや思いついたものや技術はもうオープンにしてやったらいいのだと思います。



自分の手柄にしたければ隠すという発想になるのだろうけど、その技法の立場からすれば多くばら撒いて使ってもらった方が長く生き残る事ができるのだから。




そして、蒔絵も沈金も螺鈿も蒟醤もどれもこれも誰が発明したかなんてわからないものなのです。







そしてこれからは一子相伝や徒弟制度にこだわると消えていくと思います。




発展はオープンソースから。





工芸は世の中を便利にはしないけど、幸せにはしてくれそうだと思いました。


スポーツと一緒で人間の可能性を見せてくれるもの。




そんな事をふと思った秋の夜長でした。


















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