気持ちの変化
- 神垣夏子
- 2019年4月7日
- 読了時間: 2分
桜が満開の季節となりました。
花粉症の皆様、いかがお過ごしですか。
私は毎年酷いんですが、今年は色々対策を立ててみました。
まず、外に出ない。
(これは自由業でないと無理ですかね)
あとグルテンフリーを試してみました。
それからワセリンを鼻の穴に塗って花粉を油でくっつけて体内に取り込まないようにする。
どれが当たったかわかりませんが、今年はかなり軽いかんじで乗り切りました。
ヤッフーイ!
作業の方も次にむけて動いてはいますが、花粉症にかこつけて体も結構休めていました。
そこで時間を作った事により、とても大きな一つの気付きがありました。

それは昨年から少しずつ結果が出始めた時に感じた違和感について考えていたことから…。
賞をいただく事は大変有難いとは思いましたが、その充足感ははたして心の底から湧いてきていたかな…と。
他者からの承認では自分を満たせないという事を完全には腑に落とせていなかったのだと気づきました。
もちろん言葉では知ってたし。
だから自力で頑張る事に執着したのだと思うし。
どうしても実力は欲しかったし。
なんかそれに気がついたら、もういいかーって思いました。
あ、漆をやめるという意味ではないです。笑
挑戦は楽しくてしょうがないです。
ただ、場合によってはもしかして手放す事も出来るかもしれない。
そんな心境となりました。
これは今後の自分にとってかなり大きな変化だと思いました。
今の時代にそぐわないような漆芸の膨大な修行の時間が、一人の時間を作り出し、世間を切り離し常識や固定概念を薄めてくれたように思います。
もしかしたら私が得てきた漆の技能はそういう事を知るための副産物であったかもしれないという気持ちさえ芽生えてきました。
不思議なもので、今年たてた元旦の計は「心持ちに変化をもたらす」でした。
これが諦めなのか安心なのかわからないけれど、なんだか静かな高揚感があります。
変な事を言っているかもしれませんが、記録として残しておきたいと思いました。

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