桜ショップ高松店にて
- 神垣夏子
- 2018年9月15日
- 読了時間: 2分
本日より、霽と褻(ハレとケ)のうるし展がはじまりました。 会場の様子を後輩氏が写真で送ってくれました。感謝!

今回は立て込んでいて残念ながら高松へはいけないのですが、香合をメインに出してみました。

ハレとケというテーマでの物作りだったのですが、まず漢字が難しいんだよ!と思いました。笑
今後絶対に書けないし書かないであろう…。 それはいいとして、テーマをいただくと普段からは出てこない作品が生み出せるのだなと思いました。
大いなる反省点のもと次へのトライに繋げていきたいという経験をさせていただきました。

桜ショップはやはり雰囲気がいいですね。 明るくて、開けていて、美しいです。
漆芸研究所から徒歩2分くらいなので、頻繁に遊びに行っていました。 ジョージナカシマの家具を作るお店ですが、よく作家の企画展もしているので、ものを作る人のサロンになっていてとても贅沢な空間でした。
また、お店の方とも懇意にさせていただき人脈も繋いでいただき沢山のお話を聞かせていただきました。 永見眞一会長もその頃はご存命で、時々お話をさせていただけたのは私の財産となっています。
モノづくりは上手いだけでは通用しない世界であり、精神性を磨き、自分の哲学を持ち、愛情に溢れた人にこそ踏み込むことが許される領域がある事を教えてくださいました。

本より引用させていただきました。
「何もしないで一日過ごしても満足、そんなことが一番大切に思える時代が、もう一度戻ってくるような気がします。現代のあわただしさは若い人たちでもどこか耐え難いはずですから。」 思い切ってゆっくり過ごしてみよう…。と思えた言葉でした。 そして不思議とその方が豊かなものを感じとれるようになった気がしました。

研究所での勉強を終え、高松を離れる前日にお話してくださったのは永見会長でした。