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​物作りの日々。と言葉

再び高松へ


この度、香川県文化芸術新人賞を賜わり授賞式へ出席するために高松へ行ってきました。

陸路が好きなのは瀬戸大橋を渡る事ができるから…。

瀬戸内海の島々を眺めると、とても不思議な気持ちになります。

いいなぁ穏やかな風景は。

前泊して6日は移動日としました。

なんだか花粉症で体調も芳しくないのでゆっくり行動したかった。

その他、言葉を考えたり。

ま、夜はホテルで飲むよね。

気持ちよく寝ました。

7日はうってかわってハードスケジュールでした。

市美で漆芸展がスタートするなどミラクル的に色々なものが重なり、てんやわんやでした。

こういう日は数年に一度あるか、ないか。

いっぺんに色々な人に会い、沢山の情報が通り過ぎていきました。

その後は漆芸研究所でこの間の勉強の続きができたり、先輩に終電前(と言っても18時)まで飲みに連れて行ってもらったりしてとても充実していました。

まずは何と言っても新人賞についてですが…。

育った場所も現在の住まいも香川ではないのですが、このような賞をいただけた事に大変驚きと感謝でいっぱいです。

香川の漆芸技法に携わっていることが今回の評価へと私を導いてくれました。

籃胎蒟醤(らんたいきんま)という技法は私にとって、いつになったら技術として完成を見る事ができるのだろう…といつも途方に暮れ、それぞれのスキルアップの際には常に心が折れそうになるようなものでした。

ですが、伝統の意味を少しずつ理解しはじめたころからなんだか大きな何かに守られている感覚になり、沢山の人が長い時間をかけて積み重ねてできた世界観の中でものを作って行く事は、時に個人の意思をも超えていくのだろうかと思ってみたり。


真摯に向き合えば、歴史が産地が背中を押してくれる事でしょう…。

賞を頂く事は大変光栄ではありますが、同時に普段にはない事を感じたり、考えたり。

少し立ち止まり自分を見直し、周りに感謝するよい機会でした。

一緒に賞をとられたお二人ともとても活躍されている方々で、もう少しお話できたらな…と思いましたがそれぞれ引っ張りだこで忙しかった!

でもまたそれもよしかな、でした。

精進いたします。

ありがとうございました。

授賞式から二、三日過ぎ、

また、静かな日常へ戻っていきます。

〜おまけ〜

ルーヴの和三盆ロールケーキ。

スーツケースに縦に入れていたら…

縮んでた(TT)

横に入れないといけませんでしたね。

でもとっても美味しかったです。


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