毛引きで切り出す箇所に印つけし、ノミで落します。
今回は組み木型ですので脱乾が楽であって欲しい。
外枠をコンコン打つと真ん中が抜けていきます。
吊るせば早かった?
正味一人で30分かかる。
四→三→二→一で外れます。
ひょっとすると四と二は同じ幅でもいいのかもしれない。
あぁあ!側面の編みがキレイなまま抜けたぁ(感激!)
ささやかすぎるほどに側面にほんのりカーブをつけたかったのだよずっと私は。
(びっくりするくらいささやかだった)
そのための組み木型ですが、少しでもテーパーになっていると一塊の木型では絶対抜けない。
彫刻刀で木型を穿り出した苦すぎる思い出があります。汗
そんな思いもあっての組み木型への憧れだったのですが、完成間近が1番気持ちが盛り上がったけど達成してしまえばあっさりしたものでした。
満足って一体なんなんだろう。
この木型だって仕組みを見れば大したことはないけど、それを手加工で体現するのはなかなかでしたし、木工の研ぎ澄まし方は漆芸とはまたベクトルが違いました。。。
すごい人ってのは存在する。
会えば一瞬で自分の未来像を見せられてしまうような絶望感を味わうハメになります。笑
だけど天才的な才能も想像を絶する努力なしでは開花しない事が業界に携わり舞台裏を見る事でわかりました。
比較も評価も所詮他人目線なのだ。
淡々とこなせばいいのかな。
なぜならここまでは技の伝承だから。
私は自分の満足が欲しい。
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