奇想の系譜展
- 神垣夏子
- 2019年3月30日
- 読了時間: 2分
東京都美術館へ行ってきました。
濃ゆい展覧会でした。

混んでたけど、じっくり見る事ができました。
いつも日本画の表現から蒟醤のヒントないかなって思いながら見てますが…。
上野公園の桜もまあまあ咲いていて、お花見客も多かったです。
でもちょいと寒かった。
まあ飲んで食べれば大丈夫か。

今日は越冬蝶々が羽化してました。

冬の間ずっと虫かごの中でじっとしていたものが、動きだしました。

越冬蝶々には命を繋ぐ重大ミッションがありますよね。

蝶からは伝承を教わります。
観察していると、ただひたすら同じものを次へ繋げていっています。
性質というかそれぞれ個体差は感じるけど、目的は一緒である事がわかります。
まるでプログラミングされたものを見ているよう。

そうするとやはり人間ではを考えてしまい、他の生き物とは違うんだな…と感じずにはいられませんでした。
人は猿の時代から姿形を変え、できない事を可能にして進化成長してきたと思います。
しかしそれぞれ価値観こそ違えど根底では繋がっているのではないかと思う時があります。
「現状をより良くしていきたい」
次の世代がより生きやすくなる事は、いつの世も人が望んできた事なのではないかなと思います。
とんでもない失敗に思える事も、見方によっては必要悪であったかもしれないし…。
そうすると今ある全てに感謝せずにはいられなくなります。

一つ一つの出来事は、必ず何かを自分に教えている。
そういう視点で物事を見るようになったら、自然と悩みや不安は消えていき、ニュートラルな状態を保ちやすくなりました。

次世代という点では、私は元IT屋でしたが、一回り年下の世代のテクノロジーの扱いをちょっと見るだけで、もうなんだか全く敵わない事を感じます。
年齢的、世代的に自分の強みというものは何かを意識しながら物事に取り組んでいきたいと思います。
