道具のメンテナンス
- 神垣夏子
- 2017年10月22日
- 読了時間: 1分
なんとなくひと段落できそうなので、道具の手入れをしようと思いました。
まずは刃物から。

彫漆(ちょうしつ)用の彫刻刀です。
まず刃物が研げなければお話になりません。
とか言いながらなかなか完璧に研げるまでには道のりが長く…。
間透(平刀)を中心に裏出しをしました。
五厘の彫刻刀はウルトラCです。
追いかけるとどんどんなくなってしまう。
他のものとは裏の出し方も少し変えざるを得ないかんじです。

しかも指も痛い!
細い硬い金属を指の腹で押さえているのは超しびれるので、艶あげがない時期にがんばりたい作業です。
そう、漆は最後は自分の指が道具になるので、なるべく柔らかくしっとりさせておきたい。