​物作りの日々。と言葉

遣らずの雨⑨


蒟醤(きんま)という技法の定義は、「漆の表面を彫り、色漆を埋め、研ぎつける」なので、手で表面を触るとツル〜っとなめらかです。

絵を描くと、多少は凸凹すると思います。

が、蒟醤で表現する面白さは、同じツライチの表面の中で何回でも彫っては埋めを繰り返しできるところかなと思います。

余談ですが、人の手の感覚はすごすぎてほんの少しの凹みや出っ張りをも感じる事ができます。

漆の仕事において表面を美しい一枚にするためには、手触りと映り込む電球の光を頼りに進めていきます。

研ぎつけて艶出しの工程にはいります。

研磨剤をつかい研磨していきます。

昔は鹿の角を蒸して角粉と呼ばれるものを作って磨いていたそうです。

過去に角粉作りをトライしてみましたが、失敗してしまいました。

鹿の角は持っているのでまた挑戦しましょうかね。

結構しんどいめのトライアンドエラーです。 

漆の一回の塗りの厚みはおよそ0.03ミリと言われており、その中で塗りムラを研ぎつけ艶をあげるのはこれは難しいですよ。

塗膜を破らないように丁寧に研いで艶上げをしていきます。

自分の指と鼻の油を使って!