遣らずの雨③
- 神垣夏子
- 2017年6月12日
- 読了時間: 1分
竹のヒゴを使い編んでいきます。

籃胎(らんたい)というと、編む作業がフォーカスされがちですが、漆の胎に用いられる場合はヒゴ作成やその後の塗り込んでいく作業の方がずっと時間や労力の負担が重いです。
平たく編むなら数時間で終わるでしょう。
ハイライトはあっという間に終わるのです。
編み方も色々な模様がありますが、基本は縦と横によるものとなりますので、案外限られます。
今回は皿の形にしたいので、オスとメスの型に竹を挟みクランプで押さえます。

二枚の網代を漆で貼り合わせることにより
曲面を形成できるようになります。
乾くととこうなります。
