作品が展示を終えて帰って来ました。
宅配のおじさんともだんだん顔馴染みになり、やりとりもスムーズに。
しかし宅配料高い。
半日つぶれても今度から取りに行くことにしよう。
今は自分の中でお金の方がウエイトが高い…らしいので(トホホ)
さぁて、早速箱を開けてビックリ。
表面の網代の部分の痩せがハンパなかった。
デパートや美術館のライトでこうなったのか何なのか。漆は経年劣化でこうなるのは仕方ないのだけど、こんなにはやく痩せてしまうのには驚きを隠せないぃ!
籃胎蒟醤盃『遣らずの雨』
(らんたいきんまはい やらずのあめ)
遣らずの雨とは、客人が帰ろうとした時に降り出し、相手を引き止めるような雨のことを言うそうです。
とても美しい言葉だなと思いました。
人は誰かといたいものですよね。
〈表〉
〈裏〉
引き止めた客人と呑みましょうという意味もこめて盃にしたのですが、裏が派手になりました。
裏を見てもらうためにはグイっとやってもらわなくてはですね。
平たく浅く見えるのですが、並々入れると500ml入ります。
日本酒そんなに呑んだら潰れますね(笑)
反省点は沢山あるのですが、珍しく自分らしく作る事が出来たと思えました。
また作業工程などを書いて振り返ってみようと思います。