日本橋三越にて東日本伝統工芸展が始まっております。
籃胎蒟醤盤「太郎冠者」
らんたいきんまばん「たろうかじゃ」
太郎冠者とは椿の品種名であり、原種に近い大昔からある椿です。
葉っぱも大きい。
椿は実に膨大な品種がありますが、原種も変わらず愛でる日本人の精神に感銘。
青ピンクの椿が珍しくて可愛くて、作品にしてみたいとずっと思っていました。
今回は、盤という平面である事とデカさ(φ43センチ)に苦戦。
艶上げが地獄でありました。
赤呂色の漆で塗り重ねていますが、竹の編み目もまったく透けてないし、実は線彫りの地紋も隠れていたりする。
経年変化をまたお伝えせねばと思っております。
また色々表現の改良を重ねてトライしたいモチーフであり、器物でもあります。
どうぞお近くへおいでの際はよろしくお願いします。
受賞作品動画も合わせてご覧くださいませ。
22日まで。
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